Ready Player Me 対 VRoid Studio: 段階的なアバター作成チュートリアル
前回のブログ記事では、VR Chat、LIV、その他のソーシャルVRやコンテンツ制作プラットフォームで利用できる既製のアバターを入手できる場所について紹介しました。しかし、自分だけのカスタムアバターをゼロから作りたい場合はどうでしょうか?適切なツールを使えば、自分専用のVR対応アバターを作成するのは思ったより簡単です。この初心者向けガイドでは、前回紹介した無料のアバター作成ツール「Ready Player Me」と「VRoid Studio」を使って、アバターを作る手順をステップごとに解説します。
自分そっくりのアバターを作りたい場合でも、理想のキャラクターになりきりたい場合でも、ここで紹介する方法を使えば、あなたの創造物を実際に動かすことができます。セルフィーや想像力だけで、自分自身を表現するVRアバターを作れるようになります!
Ready Player Meでアバターを作成する
Ready Player Meは、1枚の写真から3Dアバターを作成できるウェブベースのアバター作成ツールです。使い方は以下の通りです:
2. 表示されたら、体型を選択します。
3. ウェブカメラで自分の写真を撮影するか、既存の写真をアップロードします。写真は高画質で、十分な照明があり、顔を髪で隠さないようにしてください。自分に似せないアバターをゼロから作りたい場合は、「写真なしで続行」を選択します。
4. アバターの外見(肌の色、顔の特徴、髪型、服装など)をカスタマイズします。Ready Player Meは自動的に写真からアバターを生成しますが、好みに合わせて調整できます。
5. デザインが完成したら、右上の「Enter Hub」をクリックします。
6. Hubで「My Avatars」からアバターを見つけ、名前を変更したり、さらにカスタマイズしたり、アバターファイルをダウンロードします。
7. Ready Player MeアバターをVRChat、Spatialなどの対応アプリに接続します。
VRoid Studioでカスタムアバターを作成する
アバターのデザインを完全にコントロールしたい場合は、無料の3Dモデリングソフト「VRoid Studio」を使用します。手順は以下の通りです:
1. SteamからVRoid Studioを無料でダウンロードします。
2. 新しいモデルを作成するか、完全にゼロから作りたくない場合はサンプルモデルを編集します。
3. 指示が出たら、男性または女性のベースモデルを選択して編集画面を開きます。
4. VRoid Studioは、ビデオゲームの強力なキャラクタークリエイターのようなものです。上部バーには「顔」「髪型」「体」「服装」「アクセサリー」「ルック」のカテゴリがあります。カテゴリをクリックすると左側にサブカテゴリが表示されます。この例では「服装」をクリックしたので、セット、トップス、ボトムス、ドレス、首のアクセサリーなどが表示されます。
顔や髪型カテゴリでは、さらにサブカテゴリ以外のオプションもあります。例えば、髪型>ヘアセットでは、好きなスタイルを選んだ後に右側で色を調整できます。
また、顔>目セットでは、目のサイズ、表情、位置、まぶたの調整も可能です。
5. アバターをズームインするにはスクロールホイールを使用します。回転させるには右クリックを押しながらドラッグします。縦に移動させる場合は、中クリックを押しながらドラッグします。
6. 完了したら「Export」をクリックし、「Export as VRM」ファイルタイプを選択します。
7. 使用するアプリが制限を設けている場合は、ポリゴン数やマテリアルを減らすことができます。制限がなければ「Export」をクリックします。
8. VRM 0.0またはVRM 1.0のフォーマットを選択します。VRM 1.0の方が推奨ですが、アプリにアップロードできない場合は0.0で試してください。最後にアバター名、クリエイター名、その他必要な情報を追加して再度「Export」をクリックします。
9. 保存先を選択すると、.VRMファイルが作成されます。LIV、VseeFace、Virtual Motion Captureなどで使用可能です。
VRアプリ用にカスタマイズしたアバターを作成することは、楽しく、かつ達成感があります。Ready Player MeとVRoid Studioの使いやすいツールを使えば、誰でも理想のバーチャルアイデンティティをデザインできます。Ready Player Meはセルフィーからアバターを簡単に生成できます。一方、VRoid Studioは独自の3Dアニメ風キャラクターをより複雑にカスタマイズできます。
これらのツールの基本を理解したので、自由に試して、自分に合ったアバターデザインを見つけてください。新しいアバターをお気に入りのVR空間に取り込んで、他のユーザーと自然に交流しましょう。また、時間が経つにつれて見た目を変えることも恐れずに。自分だけのバーチャル表現をデザインすることで、可能性は無限に広がります。